白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日はくもり。やや暖かい。
今日は20℃を越えたそうだ。
当家でもようやく、コタツの稼動が始まったのに
ほとんど使われていない。


さて、ボツボツ原稿のほうも佳境だ。
校正も始まって、写真やら誤字脱字や用法の違いのあら捜しを始める。
かくいう俺も、ネタに詰まった時の原稿ときたら
意味不明な言葉の羅列といって過言ではないからな…。
そこで最近、浅野真澄大先生の文言に極めて感銘を受けている。
誠に惜しいことだが、浅野大先生の文章はご本人のブログでしか読めないが
いつもいつも拝読させて頂いては、心に温もりを感じている。
何がいいのかというと
情緒的な文章。「すっごい」とか「いけない!」とか
使い方が幼いのだ。そう、一見幼いようでいて
文章が大人びている。実に正しい使い方をされる。
そして締めに、感慨が入る。これはエクセレント。
例えば

ページの隅から隅まですっかり頭に入ってしまうくらい、
何度繰り返し読んでも飽きないくらい、
あの絵本と『友達』なんだろう。
いいもの見ちゃったな。

この文章。「何度繰り返し読んでも飽きないくらいあの絵本と友達」
どうですか、この書き方。表現方法としては幼いでしょう。
でも極めて使い方をしては、堅実。
で、最後に「いいもの見ちゃったな」
この感慨。場面が目に浮かびます。いつもの浅野さんみたく
「金の出所には興味ねえんだよ!」って感じではなく。
子どもの後ろ姿を眺めつつ、ふぅとため息をつく。
こんな情景ですよ。素敵じゃありませんか。
これが夏だったら今じゃあまり想像できない。
秋だからできるネタでもある。
更にいいのは、導入部分でもある。
「思わず立ち止まってしまった」
これで何を見たんだ?って気になります。
見たのが自分の好きだった絵本を諳んじる子ども。
そして思い出す自分の子ども時代。
どうです。物語ができてしまう。
浅野さんの文章を表すとすれば、あの人は文字で絵を描いている。
それは鍛錬でできるものじゃないよ。天性の才能だよ。
って、浅野さん礼賛になってしまったwwww