白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

日本人男性死亡か ミャンマーで僧侶ら200人以上拘束
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070927/wld070927015.htm


国民の政治活動や表現の自由は、民主主義国家には当然の権利ではあるが
ミャンマーのように、自由が極めて制限された国にとっては
そういった悪材料は早急に潰したくなってしまうようだ。
映画『ビルマの竪琴』でもわかるように、仏教僧は国民からは非常に尊敬されており
特に上座部仏教の主流である地域では、一般人と仏教徒とは身分的な意味で
大きな隔たりがあるのだ。
例えば、大乗仏教と違って、上座部仏教仏教徒でない者は菩薩になることはできない。
そして上座部仏教は、一般市民に代わって修行をしてやっているという解釈だ。
仏教では、生きている間に「功徳」を積むことで来世は良い輪廻ができるといわれている。
その功徳は修行をすることで積むことができるんだが
それが難しい場合、仏教徒にお布施をすることで功徳を分けてもらうという方法が取られる。
托鉢でお金とかご飯がたくさんもらえるのは、やはり功徳を積むための手段だ。
だから仏教徒は社会的に非常に尊敬されている。
その仏教徒を軍事政権は殺害した。
軍事政権は大きな代償を支払うことになるだろう。


それにしても、殺害された日本人ってのは
APF通信の長井さんだそうだが、この人は紛争地での取材では
よく見る人じゃないか。なんてこったい。