白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日、日付が変わったあたりからアニヲタ共が発狂した。
連中は自分たちが世の中にとって害に見られていることを悟った。
18日午前4時頃、京都で16歳の専門学校生が父親を殺害した。
世間はこう思った。
「なぜ?」
当然だ。
それはどう考えても正常な事件じゃない。
犯人は、イラストレーター志望で、漫画が好きだったことから
漫画が悪影響だったのではないか?と世間は思った。
だが、犯人の動機は
「お父さんの女性関係が嫌だった」
そう、アニメを見て人を殺したわけではない。漫画を見て正義のために
人殺しをするのがかっこいいと思ったわけではない。
だが、犯人は殺害前に黒い衣装に着替えていた。そういった不可思議な点を
一点でも見つけると、原因を探りたくなるのが人間ってやつだ。
運悪く、エライ人たちはその原因をアニメに向けてしまったんだな。
そんなわけでBPOや民放連は、自分たちの放送しているアニメに不適切なシーンはないか探した。

最近人気のこれか?



暴力シーン満載のこれか?



こいつだ。
こんな残虐なシーンを放送するわけにはいかない。
放送を自粛しよう!


うーん、正しい判断だね。もしこれを見て模倣する子が出たら大変だ。
しかしご存知だろうか。
事件が発生した9時間後にこのようなドラマがスクールデイズの放送を中止した
東海テレビから放送されていた。

この画像はネクタイを締めているように見えるだろうか。
俺にはそう見えないんだが、眼科に行ってきたほうがいいかな。
このドラマの主人公は夫殺しの容疑が掛けられており
登場人物にはSMルームの設置者もいる。
これを子供が見るとどうだろうか…。まったく何の影響も受けない?


さらに9月19日にテレビ朝日から放送された
スーパーナチュラルという海外ドラマがある。

これは日曜大工をしている風景だろうか。
「おーいジェニファー」
「なーに?パパ?」
「そのトンカチで釘を打ってくれないかい?」
「オーケー、任せといて」
「はっはっはー、ジェニファーは偉いなぁ!パパの誇りだよ!」
そんなのどかなシーンがあったとは初耳だが、そのシーンの画像だとしたら
俺は今すぐ119番をするべきだと思う。


そんな自己矛盾に近いことはすべて放置して
(というか、アニメだけしかチェックしなかったので気づかなかったのでは?)
メディアは、一斉に「ひぐらしのなく頃に」バッシングを開始した。

斧を持った少女が敵を次々に殺していく!
それはやばい!危険すぎる!
だが、実際にアニメでは父親を殺すシーンがない。
それ以前に、使っていたのは斧ではなく、鉈なのだ。
別の人物を鉈で殺すシーンはあって、黒い衣装にも着替えた。
だが、着替えたのは
黒 い ジ ャ ー ジ
だったのだ。黒いジャージなんか犯罪を起こそうとする時には
マスクにグラサンくらい定番の衣装だ。
ひぐらしユーザーの間でもグロいという声が挙がったのも
主に拷問のシーンであって、鉈のシーンではなかった。
しかも、その殺人は間違いだったというのがその回の結論だった。
「皆が一緒じゃないと、幸せにはなれない」というのがひぐらしのスタンスだからだ。


うーん、おかしいな。
民放各局は何を見ていたんだろうか。
まさか鉈が出るってだけで中止にしたんじゃないだろうか。
「作品を見ずに先入観だけで決めてました」
という理由が一番しっくりくるんだが、俺だけなのだろうか?