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2006年12月26日、サハリン2プロジェクトがガスプロム社に50%超の
権益譲渡で締結された。
ガスプロムといえば、ロシアの国営企業で、ウクライナともめたことでも有名だ。
しかし、ガスプロムは欧州ではかなりの権益を持っていた。
英フィナンシャル・タイムズによると
英国…英・ベルギー間のパイプライン10%
イタリア…ENIと長期契約
ドイツ…エネルギー大手のエーオンと提携
ルーマニア…国内需要60%を供給
ポーランド…ヤマル欧州国内分48%を供給
ハンガリー…国内ガスの80%を供給
セルビア…ユーゴロガスの75%を出資
ウクライナ…4倍の値上げを要求
グルジア…2倍の値上げを要求
英ロ合弁企業TNK-BPのシベリアでも権益を計画している。
しかも北アメリカ向けLNG輸出の覚書(MOU)に調印。
世界のエネルギーはガスプロムに握られているといっても過言ではないかもしれない。