白雉日報社公式ブログ

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えーと、スウィングボーイ様から
投信で、三洋をポートフォリオに入れているのがある!やばい!
という情報が入りました。


投信によって違いますが、一般の株式投資信託*1のことなのか
それとも公社債によるファンドなのかによってが焦点です。
株式投資によるファンドは、その名の通り株式による運用を行うので
確かに損をする可能性が高いです。
その代わり、有力銘柄でもって分散投資を行うわけです。
電機業界すべてが売られることは珍しいことではないので
まったく別の業界の株式を購入したりね。*2


で、次に公社債ですね。いわゆる社債です。
社債は持っていても、会社の経営に参加できません。


株式=会社の経営権
社債=会社の借金

ということになるわけですね。
年利何%という具合で利息が付いて戻ってきます。
実は、社債にも種類があります。
大きく分けて
普通債劣後債というものです。


ワラント債とか転換社債もありますが、
これは
ワラント債=新規発行株を買い取れる権利(ワラント)付きの社債
転換社債=一定期間内に、一定価格で株式を購入することができる(社債が株式になる)。


というもの。大変便利なものですが、話を脱線させすぎると戻すのが大変なので
そんなものもあるよーとだけ。


劣後債=利息は大きいが、返済は一番後
普通債=利息は少ないけど、返済は優先的

となります。劣後債は例えば会社が倒産してしまった時も
返済は一番後なので、普通債券を全部払い終わらないと返済されません。
ですので、普通債券を返済したら
「金がなくなっちゃった…」
って場合は紙切れになってしまいます。
ですから、一番安全な投資方法は、ソブリン国債)によるファンド。
外貨スワップリスクとか、そっちの問題が一番厄介ですがね。


こんな具合に考えてみると、株式の方は常に損と隣り合わせですが
債券の方は会社の経営が大丈夫であれば利益を上げることができます。
しかし、株式の場合はハイリスクハイリターンであること
    債券の場合はローリスクローリターンであること

これを覚えておいてください。


それから、三洋電機はR&Iによる格付けでは
BBB(債務履行の確実性は充分である)という評価があるものの
格下げの傾向に指定され、これから格下げとなることが懸念されます。


ですので、ご自分で「これは引き時かな」と思ったら
解約してしまうのもOKかもしれません。
ただし、クローズド期間といって、解約できない期間がありますので
注意して確認するようにしましょう。

これらのことを念頭に置きながら、元本割れを起こさないように注意しながら
投信を楽しんでくださいまし。

*1:インデックスファンドは野村が有名ですが、フィデリティの高配当分散型ファンド何てのもありますね

*2:他にも資金を追加できるかどうか、成長等によってファンドが区分けされますです