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イラクファルージャ近郊で爆発、米兵10人が死亡
http://today.reuters.co.jp/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-12-03T141103Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-195848-1.xml


またしても爆弾テロ。今度は米兵が犠牲になった模様です。
イラク全土における反米感情はもちろんですが
本日付の河北新報に、「スンニ派武装組織、外国武装組織に宣戦」と
いう記事がありました。要するに、イラク国内のスンニ派武装組織が
無差別に市民を狙う外国人テロリストのやり方に嫌気がさしたのです。
それにイスラム聖職者協会のスンニ派幹部が2人暗殺されるなど
スンニ派と外国人武装組織の間でもかなりの溝があることは明白です。
元々、スンニ派イラク国内で多数を占めるシーア派と対立中では
あったのですが、憲法に際して有力な組織が賛成に回ったことや
移行政府側が大幅な譲歩をしたことで、スンニ派武装組織が
政府側に歩み寄りを示し始めたということでしょう。
スンニ派は外国人、特にザルカウィ容疑者が率いるアルカイダ組織に
対して報復攻撃することを明言しました。
これはスンニ派に対して対話を求めているタラバニ移行政府首相にとって
大きな追い風となります。
日本も確かに終戦直後、共産主義の台頭があって、GHQも非常に手を焼きました。
ただし、復興という点では、思想の違いはあれども国民の一致するところで
ありまして、イラクでも、挙国一致体制が実現すれば、駐留米軍も必要は
ないのです。クウェートのように親米国家でないから尚更のことです。
オイルマネーもとことん出るでしょうし、イラクの前途は決して悲観した
ものではないのです。