白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

無防備地域」宣言 国防協力を拒否? 21自治体、条例化へ署名運動
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051121-00000001-san-pol


どうやら、ジュネーブ条約に基づいて無防備都市宣言をすれば
戦火から逃れられるという目的で、宣言をする都市が増えている模様。
私はこの宣言を心から支持したい。支持したいのですが、問題は
これが本当に守られるのか、ということでしょう。
例えば第二次世界大戦において、フィリピンのマニラが無防備都市
宣言したおかげで、日本軍が無血占領した事例がありますね。
「OPENCITY」と大書された横断幕が掲げられて、これぞフィリピンの
度胸の良さである、と感心した人も多かろうと思います。
しかし、1945年では一転、マニラ市街戦となり阿鼻叫喚の地獄と
化したのでありますれば、何とも気の毒なことであったろうと
思います。確かに都市が無防備都市を宣言すれば犠牲も少ない。
しかしながら、一度占領されたのであれば、その国に味方せねばならぬ。
マニラは実に日本とアメリカとの戦争に巻き込まれたのであります。
例えば北朝鮮に占領されてしまったら、政治機構は北朝鮮に従わなければ
ならぬのです。自由主義に染まっている日本人に社会主義北朝鮮
政治機構が合うはずがあろうことはまったく見当もつきませぬ。
無防備都市は大いに結構。しかしながら、それは当然のことながら
多くのリスクもついてまわるということなのです。