白雉日報社公式ブログ

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今日は「SAW」と「エクソシストビギニング」
を見た。「エクソシスト」はあのエクソシストから25年前の神父さんが
どうしてエクソシストになったのかってーことにスポットを当てる。
それから、悪魔が取りつく原因になったあの彫像も。
なかなか面白かった。いつ見てもああいう儀式めいたことは面白い。
俺は形がら入る人間なので、それっぽいものが大好きだ。エクソシストとか
陰陽師とかね。無論、裏づけできるものじゃないと見る気はしないが。
だけどエクソシストはどのシリーズでも楽しめる。
今作も、エクソシストの世界を掘り下げるにあたって、大変興味深い作品になった。
「SAW」も発想が面白かった。2人の男がある部屋に足枷をはめられて監禁されてしまう。
助かるには、相手を殺すか、逃げるしかない。誰の仕業なのか?なんのためなのか?
それは最後まで見ないとわからない…。
これもサイコホラー的な要素が混じっていて面白いね。舞台はとりあえず
部屋が一つだけありゃ済むから低予算で済むし、何よりそれで良く仕上がっている
のがお見事。雰囲気としては「CUBE」と似た感じがある。
要するに、被害者の命は正に「犯人の手中」状態であるし、被害者それぞれが
隠したい過去を持っている。それらが疑心暗鬼にかられていく要素でもあるわけだ。
それらの先駆者が、俺の知る限りではS・キングだね。更に遡ればヒッチコック
辿り着くかもしれない。ただ、キングは露骨に幽霊を出しすぎる。
もうちょっと…例えば「アザーズ」「ゴースト・フロム・ナイトメア」
とかは、控えめな…それでいて恐怖が倍増するように音響や演出が仕上がっている。
そういった人間の本能をどう恐怖に向けさせるか、それに成功するかどうかは
監督次第だ。そういう意味で「SAW」には高得点をあげたい。ただ、やはり
箱庭的な感じだし、終始暗いことだらけなので、見た人はあまりいい気にはならないかも。